ホエールウォッチング簡単撮影術2020。 〜 元ザトウクジラ調査員が話す、ホエールウォッチング撮影のコツ。〜

気がつけば、あっという間に大晦日ですね〜。
昨日から「最強クラス」とニュースで言われている寒波がやってきて、全国的に雪が降って荒れた天気となってますよね。

ここ座間味島でも海上の波の高さが6〜7m、最大週間風速26m/sという台風並みの暴風・高波になってます。

そんなわけで、年末年始のキャンセルラッシュに飲まれることなく残ってくださったダイビングのお客様も来島できず、、、

天候の問題は仕方がないですよね〜。
座間味のホエールウォッチングシーズンも始まったことだし、今日はクジラ撮影の話題を書いていきましょ。(去年書いたブログを加筆・修正したリライト版でいきますね)

 

ホエールウォッチング時の撮影セットは、、、

ボクはホエールウォッチングの撮影では望遠仕様にセットした一眼レフカメラを使ってます。
数年前までは、「Canon5DMarkⅡ」というフルサイズカメラに28-300mmの高倍率ズームレンズを組み合わせてます。
クジラのブローやちょいと荒れた日の波しぶきで、海水スプラッシュにさらしてしまうこともありますが、しっかりメンテナンスをしながら、かれこれ10年以上使ってますが、、、

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これがまた、重いんだー。
カメラボディとレンズを合わせて約2.5kg!
でも、これならレンズ交換無しで広角から望遠まで幅広い撮影に対応できて便利ですよ〜。

広角でホエールウォッチングシーンをパチリ。

広角でホエールウォッチングシーンをパチリ。

300mmの望遠でブリーチをアップでパチリ。

300mmの望遠でブリーチをアップでパチリ。

150〜200mmくらいの中望遠域でブリーチを撮っている人物をパチリ。

150〜200mmくらいの中望遠域でブリーチを撮っている人物をパチリ。

重いけど、それだけの価値は十分にありますよね〜。

 

ミラーレスカメラへの浮気、、、(笑)

でも、カメラって日進月歩的に良い機能を搭載した新機種が出てくるわけで、10年以上前のハイモデル一眼レフカメラよりも、最新型のコンデジの方が表現力が優れているシーンというのもちょいちょい感じていて、、、
ここ最近ではCanonのミラーレスカメラ「EOSM5」にさっき紹介したレンズを取り付けて撮影することが多くなりました。

比べてみて感じた大きな違いは、、、

  • カメラボディ(軽い)とレンズ(重い)のバランスが悪くなったこと。
  • 光学ファインダーではなく電子ファインダーのため、ファインダーでみている画像の露出や色合いに撮影した写真と多少のギャップがあること。
  • ピント合わせの精度・スピードは一眼レフカメラの方が圧倒的に良いこと。

、、、くらいかなぁ。

でも、撮影データをWi-Fiですぐにスマホに転送できる便利さを知ってしまったら、ホエールウォッチングのガイドで使うにはもってこいですよね。
帰港中の時間を使って、その場で写真をお客様へお渡しできるんだもん。

一眼レフに劣る点は、腕でカバーしたらいいやんね(笑)。

ホエールウォッチングの撮影は、カメラの構え方が大事。

で、、、前置きが長くなりましたが今日の本題に入りましょ。

ホエールウォッチングにはお客様それぞれカメラを持ってこられますが、クジラの撮影に慣れていない方はなかなか思うような写真が撮れずに悩んだりしてますよね〜。

そんなわけで!
このブログを読んだ後、今すぐ実践できる簡単なクジラ撮影のコツをちょっとだけ。

今日は「カメラの構え方」についてです。

みなさんは、普段カメラをこのように持っているかと思います。

カメラストラップを首からかけて、カメラが胸の前にある状態。

で、クジラに限らず、撮影するときはこんな感じ。

陸上で何かを撮影するときは、こんな感じで脇をしっかり閉めていれば手ぶれも防げるしだいたい上手く撮ることができるはずです。

でも、この構え方で、ゆらゆら揺れている船の上から動くクジラを撮ると、だいたい手ぶれ(身体ぶれ)してこうなってしまいます。。。

シャッターチャンスを上手く撮ってはいるんですが、背景もクジラもブレてます。
ホエールウォッチングの臨場感があるといえばあるんですが、それを狙ってこう撮るのと手ぶれしちゃった写真はやっぱり違います、、、

最初に載せた写真とこの写真を比較するとわかりやすいかなぁ。

ね?違うでしょ?

この構え方は両手だけでカメラを支えているわけですから、足場がゆらゆらしていたりするとカメラもゆらゆらブレやすくなるわけなんです。

 

ブレにくいカメラの構え方は、、、

首にかけているカメラのストラップを、、、

右脇の下から通します。

で、カメラに付属のストラップは、ほとんどが裏側に滑り止め加工をしているので、裏返します

なぜ、裏返すかと言うと、
背中でストラップをスライドさせたいからなんです。

これ、クジラが海の中にいて、出てくるのを待っている時の構え方。

両手をフリーにして、肩の力も抜いて、リラックスしてます。

で、そろそろクジラが出るかもしれないなぁという時の構え方。

カメラを持って、サッと構えられるようにしてます。

で、クジラが水面に出てきていたり、いつ跳んでもおかしくない時の構え方。

いつでもシャッターを押せるように構えます。
ここで、右脇にご注目。
ストラップをしっかりと右脇で挟んじゃいましょう。

そうすることで、いざ!クジラを撮るときには、

右手と左手、さらに左肩の3点で、カメラをホールドしています。

で、よりカメラを安定して構えることができるし、手ぶれも防げる!

ここで、また比較してみます。

上は、ストラップの首かけ。下は、ストラップの斜めがけ。
見比べてみたら、カメラの安定感の違いを感じるかと思います。

あっ。ストラップの長さですが、長すぎたら左肩のホールドが効かないので、程よく自分の身体にフィットする長さに調節してくださいね。

で、ミラーレスカメラやコンデジの場合、さっき載せた写真みたいにカメラのファインダーを覗くのではなく液晶モニターを見ながらの撮影になるかと思います。

この場合は、両手と左肩の3点でカメラをホールドした状態で、液晶を見やすい距離にくるようにストラップを長くしてください。

バシッとクジラを撮るために。
まずは安定したカメラの構え方を覚えるといいですよ~。

また、年が明けたらホエールウォッチング撮影術の続編を書いていきますね。